寛容な社会をめざして

ナチュラルライフサポートダイアリー~社長の日記~

愛がなければ
2015.05.02ダイアリー

愛がなければ

介護業界は人手不足が深刻だそうです。
一つの資格で介護も児童もできるようにしようという動きや、外国人が働きやすくなるようにと、いろいろやっているようですが、うまくいくのでしょうか?
オレはこんなに資格を持っているから食いっぱくれがないと私に自慢して見せてくれた人がいましたが、資格は日本人にとってやはり重要なもののようです。

もちろんその資格を取るためにたくさん勉強をするわけですから、意味はあるのです。
資格を持っているというだけで給与に差がついたりするのですから、持っているほうが得なのでしょう。
しかし現場に入ると、やはり資格じゃないなあと思う時が山ほどあります。
知識や技能はある程度資格を取るための勉強で身につくこともあるでしょうが、「素質」というのか「センス」といったらいいのか、これはもう仕方ありません。

フランチャイズ加盟のご相談だったり、求人へのご応募だったりで、このところこの仕事がしたいという方に多くお会いしています。
そんななかで気になるのは、ご自身がメンタルにダメージを受けて退職した経験があるとか、ごく身内の方に障がい者がいるとかということを「アピール」する方が意外に多いということです。
しかし、共感できるのと仕事ができるのは必ずしもイコールではないのですね。
ここがこの仕事も一番難しいところであり、面白いところでもあると思っています。
できることとできないことがあるという一線をどう引くか。
利用者と支援者の間にどんな色の線を引くか。
「小善は大悪に似たり。大善は非情に似たり」という先人の言葉に励まされます。
もとは支援者だったという障がい者の方がおられますが、その方はこの仕事に向いていなかったのです。
仕事を甘く見てはだめです。
好きなことを仕事にして楽しそうという人ほど、人知れず努力をしているものです。

仕事をしない人があふれています。

「大人になるとは、愛することと働くこと」といった先人がありました。
誰か特定の人を深く愛することができなくても、人類愛を持つことはできます。
働くとお金を稼ぐは必ずしもイコールでないかもしれません。
職安へ行って、時給900円の仕事をシングルマザーと取り合っているのかと思うと情けなくて…といった身障者の方の投稿が新聞に出ていましたが、
国が障がい者の方の生活を支えるのと、障がい者も働けというのを同じ土俵に乗せて論じるべきじゃないと思っています。
障がい者を納税者にすることのメリットは、障がい者個人の人生が豊かなものになるのと同義ではありません。
作業所で働く障がい者と、仕事がない健常者はどちらが幸せでしょうか。

資格や肩書はなくても構いませんが、愛がなければ現場の仕事は勤まりませんね。

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