先週はガーデンEXPOに行ってきました。
ガーデニングがブームとなっている中で、業界各社はどんなことをやっているのか情報収集するためです。
セミナーにも参加してきました。
キャンプ用品のスノーピークさんと三井不動産の方のお話を聞きました。
両者に共通したテーマは「街づくり」。
前者は「人生に野遊びを」をテーマに、キャンプ用品のみならず、最近では街づくりの監修もしているそうです。
後者は「公園事業と街づくり」について、実際に手掛けた案件とトレンドなどについてでした。
お二方とも「屋外でのリアル体験」を今渇望する方が多いという認識で一致しているようでした。
私たちは蜜を避けることを学びましたね。
感染が収まりつつある中でも、無意識にそうしようとしています。
そうした中で、屋外(オープンエア空間)の価値を再認識したのだと。
そこは心の充実を図る場所であり、精神面での健康を取り戻す場所だと。
まったくもって共感できるお話で、私たちの取り組んでいる「ガーデニングで障がい者支援」というコンセプトは先見があったなあと感じさせてくれるようでした。
独身の頃は、よくオートバイやジープで山や海へ行き、キャンプをして釣りをしたりバーベキューをしたものです。
アメリカの映画や小説の影響ですが、ワイルドな男に憧れていたんですね。
庭師になってからは、日本の公園のあり方に疑問を感じたことがありました。
草ぼうぼうでほとんど人のいない公園や、立ち入り禁止のロープを張った芝生など。
造ることには一生懸命だが、その有効利用と維持管理にはあまり熱心でない行政や業界の価値観もありました。
でも今やっと、このコロナのおかげかもしれませんが、そこが「陽が当たる場所」になってきたようなのです。
我社もぜひこの流れに乗って成長していきたいものだと思っています。
福祉サービスから独立した部門「ガーデニング事業部」を立ち上げました。
グラスホッパーのサブスクリプションサービスを、レインツリー利用者を雇用できる規模に拡大させようという計画です。
SDGsしかり、私たちに追い風が吹いているなあと感じていますから、ぜひ達成させたいですね。
お二方のセミナーのもう一つのテーマは、コミュニティ形成のようでした。
屋外で新たなコミュニティーを形成したいと。
屋外でなら、我々の中に生じた分断を修復できるのではないかと。
その通りだと思いますし、共感しますが、私たちはこうも学習しました。
少ない人数も悪くないと。
このくらいの距離感がちょうどいいかもと。
人間関係の濃い社会ほど自殺する人が多いとの調査結果もあるそうです。
多様化を目指すのなら、ほど良く緩い人間関係でよしとしなければならないのかもしれません。
確かにオープンエアな環境なら、そういう関係が築きやすいのかもしれませんね。
今日は日曜日、教会のミサに行ってきました。
高齢化と若い世代の宗教離れ、それにこのコロナの影響で訪れる人はまばらです。
祭壇に灯されたろうそくの火を眺めながら、ロザリオの祈りを唱えながら、徐々に精神が落ち着いて研ぎ澄まされていくのを感じました。
若い頃にキャンプでした焚火を思い出しました。
あの頃は簡単に自分を見失ってしまいそうで、ときどきそうして落ち着かせていたのでしょうか。
神様はもっと簡単な方法を私に教えてくれたのですね。
さて、今週もがんばれそうですよ。