社長ブログ

あらためてSDGs

リーダーに真っ先に求められるものは、ビジョンを示すことでしょう。

自らが率いるこの組織を、どこへ向かってどんな風にどれくらいにしていきたいのか、まずそのイメージを持っていないことには始まりません。

そうしたものをこの国のリーダーに期待して止まないのですが、なかなか出てきませんね。

少し前の長期政権の時には、その良し悪しは別にしても、ああそういう国にしたいのだなという熱は感じられました。

コロナが来て、そんな中でもなんとかオリンピックをやり終えてみると、この先が見えなくなっちゃったという感じでしょうか。

このまま世界はグローバルにつながり広がっていくのかと思ったら、いやこのままいったらやばいぞということが次々と露見してしまった。

今まさに方向転換が求められているのになかなかそれに踏み切れない。

なぜでしょう?

過去の成功体験の呪縛から抜け出せないリーダーたちが多いからじゃないでしょうか。

もうそのやり方は通用しなくなっていることに気が付かない。気付けない。

失言やハラスメントや、不適切な対応で退出させられる人たちのなんと多いことか。

 

「だれ一人取り残さない持続可能な社会」を求める声は日ごとに高まっていると感じます。

SDGsをきれい事だと嘲笑したり威嚇したりしている場合ではありませんね。

一人一人が真剣にこれに取り組まないとという意識の高まりを身近でも感じるようになりました。

真っ先に企業がやらなければなりません。

それをしない、できない企業は、まさに生き残れなくなる時代が来たのだなと感じます。

ある調査では、企業がSDGsに取り組む理由の一番目は「ブランディングの効果があるから」だそうです。

「ステークホルダーからの評価が高まるから」「人材の採用につながるから」がそれに続いています。

つまりSDGsに取り組まないことは経営リスクになる可能性があり、取り組めば評価が上がり、選ばれる企業になるということを意味しているのです。

 

では何から始めればいいのか?

17の項目から自社が最も関わっていること、また、できそうなことから始めるしかありませんね。

もしも思いつかないようでしたら、「ジェンダー平等を実現しよう」「人や国の不平等をなくそう」「平和と公正をすべての人に」辺りの、身近なところから始めてみるのもいいのじゃないでしょうか。

これらはまずちょっと意識を変えてみることで前進できるような気がするからです。

男女がほぼ半分ずつ存在して明らかに違っているのに、一方に偏っている組織は変ですよね。

自分がいい思いをしている一方で誰かが不当に苦しんでいるのを見るのは辛いことです。

争って勝つことがそれほど価値あることでしょうか?

人を出し抜いて得をして気持ちがいいものですかね?

 

わが社の「ガーデニングで障がい者支援」という取り組みは、実に小さな働きではありますが、いくつかの項目にコミットしています。

十二年前の創業時からやっていることで、それほど特別なことをしているつもりはありませんでした。

どうしてこの事業をしようと考えたのですか?とよく聞かれます。

何か私に特別な事情があってのことなのだろうと思うらしいのですね。家族に障がい者がいるとか、そういうことだと思うのですが。

「たまたまです」と答えても納得できないような表情をされる方が多いですね。

たまたま食うためにやっていた庭師としての仕事が心にも体にもいいことが分かったので、困っている人の役に立つならと考えたのが始まりです。

困っている人がいたらできるだけ手を貸してあげたい、とそう思っただけで、それができたのはたまたま、ラッキーなことでした。

そうして集まってきた利用者の皆さんは、ガーデニングやクラフト作業を通して地球環境に貢献しているといえますよね。

そして今ではそれに共感してくださるお客様も増え、大きなうねりを感じます。

これまでは誤解を招く恐れもあったので控えめにしてきたのですが、これからは声を大にして発信していきたいと考えています。

 

まず意識する。

できそうなことから始める。

さらに興味を持つ。

そんなプロセスでいいのじゃないでしょうか。

そうしているうちに何かの才能に目覚めたりすることがあるかもしれません。

幼い頃にどこかへ置いてきてしまった潜在的な能力に気が付くことだってあるかもしれませんよ。

一人一人が意識することで、さらに大きなうねりになっていくことを期待しています。