レインツリーブログ

人の心に寄り添ってくれる植物という存在

レインツリーホーミーズのみなさま、いつも記事を読んでくださってありがとうございます。

インターンシップのNです。

だんだんと雨の日が増えてきて、梅雨入りももう少しなのかなと感じることが増えてきましたね。

植物や生き物たちは恵みの雨に喜ぶ季節ですが、人にとっては曇り続きやじっとりした空気に気持ちが落ち込むこともありますよね。

私もたまに気持ちが沈み、過去の記憶がふと浮かぶこともあります。

 

先日、通院帰りに伊勢原事業所を訪れた際、帰り際に職員さんが声をかけてくださいました。

「この間、お母さんの命日だったんでしょう? これ、良かったら」
 
手渡されたのは、農園で育てたという、かすみ草のような白くて可憐な切り花。
自分からは命日のことを話さなかったけれど、何気ない言葉と花に込められた思いやりに、心がほっと軽くなったのを感じました。
植物は言葉を持ちませんが、そっと寄り添い、心をやわらげてくれます。

 
あの日いただいた花は、今もまだきれいに咲き続けています。
そのやさしさは、私の中で静かに輝き続け、支えとなっています。
誰かの手で大切に育てられた花が、別の誰かの心を癒す。
そんなつながりが、支援の仕事の温かさを生んでいると感じます。