Sustainable Development Goals (持続可能な開発目標)の頭の三文字とお尻の一文字を取ってSDGsというのよく目にするようになりましたね。
私たちの住む相模原市でも、相模原市SDGs未来都市計画といって、これに賛同し、積極的に取り組む企業や団体の募集がありまして、応募したところ、当確しました。
相模原市の将来ビジョン、2030年のあるべき姿として、
発展を続ける都市部と雄大な自然に囲まれた中山間地域が互いに支え合い調和するとともに、全ての人と人が支え合い、市民、企業、団体、行政などあらゆるステークホルダーが連携して、誰一人取り残さない持続可能な社会の実現に向けて活動し、「共にささえあい生きる社会」が実現している。
として、具体的にも様々示されています。
そしてそのあるべき姿の実現に向けた17の優先的ゴール、ターゲットのうち、我社でまずできそうなこととして、
「貧困をなくそう」
「すべての人に健康と福祉を」
「人や国の不平等をなくそう」
「つくる責任 つかう責任」
「気候変動に具体的な対策を」
「パートナーシップで目標を達成しよう」
を選んでみました。
かなり大それた目標だと思いますが、それらの達成のために我社ではこういう取り組みを行っていきますと宣言しました。
1.一般住宅の庭と企業や団地の緑地の管理における、障がい者の就労支援サービス事業
2.排出された剪定枝を加工し、インテリア雑貨としての販売や、堆肥による庭や緑地への還元
3.エシカル消費と緑地の保全、園芸療法の普及、共にささえあい生きる社会の実現
おりしも日本では総理大臣が代わり、アメリカでもリーダーが代わろうとしています。
思いに程度の差こそあれ、これら17のゴールは持続可能な世界を目指すには必要なことと、誰しもが考えるに違いありません。
そんなことに我社も一歩踏み出すきっかけをいただけたことに感謝したいですね。
創業十周年を迎え、これまでの個人商店的と言いますか、家族経営の域を出ない会社経営からの脱皮を模索しています。
それはまさに持続可能な企業を目指してのことです。
この2020年も下半期に入り、各事業所には私に代わる責任者を置き、経営理念の見直しもし、ようやく足元が整ってきたような手応えがあります。
地に足が着くとはこういうことでしょうか。
幼いころに引っ越しや転校を繰り返した影響なのか、執着しないを信条にしてきましたから、それは人や土地に対しても同じだったのに、相模原という土地にこんなにも長いあいだ居続けることになったのは意外でした。
根無し草のような私を見かねた神様が、次から次と私に足かせをはめていかれたのかもしれません。
最近ではいろんな方から、このブログを読んでいるよとお声をいただいたりするのですが、これもそろそろおしまいかなと考えています。
福祉の仕事というのは正解がない仕事です。
だからそれぞれが考える正解を模索しながら行っているというのが現状でしょう。特にこの就労支援の分野はそうです。
しかしせめて組織内だけでもまとまらなければいけませんので、トップとして、どちらかと言えばスタッフや関係者の方々に向けて私の想いや考えを発信してきました。
それもそろそろ卒業してもいいかなと思っています。
これからはもっと外へ向けて、私のことではなく、スタッフや利用者さんたちのことをお伝えできればと、今は漠然と考えています。
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