社長ブログ

息吹き

年度末ということもあり、やらなければならないことの多さに目が回ります。

それを言い訳にこのブログも数週間さぼってしまいました。

会社のオーナーでなくなってからのこの一年は、新しい環境に慣れるのに四苦八苦する有様でした。

様々なことに明確な説明を求められるということが一番の変化でしょうか。

覚悟はしていましたけれど、ここまで骨が折れるとは思っていませんでした。

でもそのおかげで、自分の甘さに気が付くことができましたし、経営者としても一皮むけたかなと思っています。

 

ようやくコロナも終息の気配かと思ったら、出し抜けに戦争が始まった。

あまりのことに呆然としていると、気が付けばすぐ隣では平和の祭典と称したイベントをやっている。まさにパラレルワールドだ。

何がリアルで何がそうでないのか、目を凝らしていないと脳が混乱してロックダウンしてしまいそうだ。ついていくのに精一杯です。

それでも小さな会社の社長としては、そんなことで自己嫌悪に陥ったり、気落ちしている場合ではありません。

今こそ自分のやるべきことに集中しなければと、得意でない計算や計画書の作成等に奮闘します。戦争はどこか遠くの出来事と自分を納得させて。

頭の中はほぼ四六時中仕事のことばかり。

 

そんな私を見かねたのか、妻が一大事とばかりに「庭に水まきして!」というので、何事が起きたのかと思ったら何のことはない、このところの急な気温の上昇と乾燥で庭がカラカラなのでした。

我に返って散水栓からホースを伸ばし水をやり始めてみると、植物たちの「生き返った~」とばかりの長い吐息が聞こえてきそうな気がし、いつの間にやらお呼びでない雑草たちが生き生きと葉を茂らせているのに驚いたりしている。

私が数字と格闘している間に、世界が戦争や祭典を繰り広げている間に、季節は進み、春がもうそこまで来ているのでした。

それで息を吹き返した私は、久しぶりにこうしてブログを書いているというわけです。

自然の力、侮るなかれです。

 

「たとえ明日、世界が終わるとしても、今日わたしはリンゴの木を植える」

先人の言葉をふと思い出しました。

三十代の頃だったでしょうか、自分探しの真っ最中だった私にずぶりと刺さった言葉です。

その頃の感覚を取り戻したいと切に願うこの頃です。