先輩たちの声

溝口さん(上溝クラフト・ガーデン担当)

だんだん年齢の事をネタに冗談を言うのも飽きてきているレインツリー一番の年長の溝口です。
どうぞよろしくお願いいたします。
クラフト・ガーデンの統括リーダーの役をおおせつかっておりますが、
周りの皆様の助けがあればこそで、なんとか老体に鞭打ちながら楽しんで勤務しています。

レインツリーはガーデニングで出た剪定枝をクラフトの資材として、また、剪定枝で作ったたい肥でお花を育てる等、循環型社会に貢献できる仕組みを持っている就労継続支援B型の事業所です。
私どもクラフトでは、園芸療法の考えを取り入れた活動をしており、
植物の世話や種から育てるお花作りをしています。
自然な環境とのふれあい、植物との触れ合いや育てる喜びを通じて心身の健康を促し、自然との調和を感じながら新たなスキルを身につける手助けを行っています。特に、障がい者の方々は個々のペースで植物と向き合える事、自己肯定感や達成感を刺激する事、就労へ向けて準備する事ができるようになっていきます。

また、木工作業との組み合わせにより、創造的な表現力や手先の器用さも同時に養うことができます。これにより、障害の多様性、特性や興味に合わせてカスタマイズされた作業が提供できています。
とても多様なプログラム提供なので、職員は大変ですが、その分やりがいを感じる事ができ、効果も感じられます。
この事が、長年勤め続けられた要因だと思います。

今後の活動やプログラムの企画において、園芸療法のノウハウを通じて利用者の皆様がより充実感を得られ、新たな可能性が広がっていくことの手助けができればと思っております。